森林はストレスケアに最適
ストレスと自律神経は互いに影響を及ぼす関係です。ストレスを放置してしまうと、交感神経と副交感神経という2つの自律神経のバランスが崩れます。そうなることで、体と心の両面にさまざまな不調を及ぼしてしまうのです。よって、オフの日の習慣にしたいのがストレスを上手に解消するストレスケアです。気持ちも体もリフレッシュする、オフの日のストレスケアとしておすすめなのがハイキングです。そもそも森林には、人が元気でいるための3本柱である自律神経やホルモン、免疫を整える効果があります。それはフィトンチッドという森林から発せられる香り成分の働きによるものです。
また淡いグリーンに染まった風景を眺めたり、川のせせらぎの音や鳥のさえずりに耳を傾けながら、五感を解き放ち、心地の良い時間を過ごしてみてください。森の力を享受して、心からリラックスでき、ノルアドレナリンというストレスホルモンも減少します。
運動は抗うつ薬にも匹敵するパワー
そもそも、ただの森林浴やキャンプでもストレス解消には十分に効果的です。しかしハイキングなどの少し負荷のある運動をすると、大量に脳内の調整役であるセロトニンが分泌され、30分行うだけでも1錠の抗うつ薬に匹敵するといわれています。日頃から運動習慣がある人はもちろんのこと、あまり運動が得意でない人も、徐々に森林浴からハイキングに切り替えていき、習慣になることがストレスケアになります。 その際、歩くリズムに合わせてリズミカルな呼吸法を行うこともさらにセロトニンを増やすため、ストレス解消に効果的です。呼吸は鼻で行うのが基本ですが、難しい場合は鼻で吸って、口で吐いても大丈夫です。1呼吸でスーっと吸ったあと、3呼吸でハッ、ハッ、ハッと吐く呼吸パターンを繰り返してみましょう。